【一人声劇】赤くて甘い毒を召し上がれ
凛⌘
【一人声劇】赤くて甘い毒を召し上がれ
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「【一人声劇】赤くて甘い毒を召し上がれ」を
お送りいたしました。
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雪のように白い肌、リンゴのように赤いくちびる
リンゴは好きよ…真っ赤なリンゴ
アダムとイヴが手にした禁断の果実
イヴはなぜ林檎を食べてしまったんだと思う?
それはね、禁じられてたから。
そして×××を知ってしまった
だから私は×××を求めるの…
……何もおかしなことはないでしょう?
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召しませ 召しませ さあ召し上がれ
赤くて甘ーい毒を召し上がれ
継母は私のことを嫌っていた…
ううん、憎んでいたの
何故かって?ほら、あの鏡
鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだあれ?…って
継母は誰よりも美しさを求めてた
だからあの鏡が私を選んだとき
継母は嫉妬に狂ったの
そしてあの毒リンゴで私を永遠に眠らせようとした
ふふ…でも、そんな呪いは効かない
…私はね、美しさよりも"愛"されることを求めたの
私を殺すように命令された狩人も七人の小人も
そして王子様も…みんなみんな私を"愛"してくれた
あの果実は禁断の果実
愛されるためなら私はどんな毒でも召しましょう
ふふふ…♪
鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番愛されているのは…だあれ?
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
白雪姫は誰からも"愛"されていました
狩人、七人の小人、王子様、そして動物達
みんなみんな白雪姫が大好きでした
…そう、あの魔法の鏡でさえもー・・・。
もしかすると白雪姫は
初めから魔女だったのかもしれません…。なんて
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