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花論一
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教室の窓枠の隅に刻んだ
平和な僕がここにいたこと
世界は今日を許しはしないだろう
僕はそれでも壊したいと思ったんだ
晴れに濡れる日々と
1ページも読めないノート
最小限の(ちっぽけな)僕のプライドが
怪物になって暴れだす
くだらないね なんて そんなことは
とうの昔に気づいてるよ
なにを望んでんだ 僕に綺麗な心?
あり得ないね 無いね そんなもんは
お前らが千切って転がっている
灰色の世界でも赤い血が流れると知ったんだ
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