【声劇】夏妖の夜
語り/いつき 台本/夜
【声劇】夏妖の夜
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「__鈴の音がした。」
お、おまえ。今どこから来た!
急に目の前に現れるなんて驚くじゃないか。
気を付けろ
……って、へ?ここはどこか?
なに寝惚けた(ねぼけた)こと言ってるんだ。
ここは"夏妖ノ市(かようのいち)"
年に一度の、妖(あやかし)どもが集まる祭りだろ。
おまえも、この辺じゃ見ない顔だから、遠くから来たんじゃないのか?
「分からない」って……変な奴だな。
なんていうか、妖っぽくないというか。
ん?……待て、少し大人しくしてろ。
この匂い、まさか。
おまえ、ニンゲンか!?
へぇ、成程。そりゃあ、どこから来たのか分からないよな。
で、どうする?
おまえ、このままここにいると間違いなく妖に喰われるぞ。大変だな?
ところで、用心棒で飯を食ってるのがここにいる訳だが。
どうだ、一つ雇ってみないか?
報酬は……そうだな。
その、お前が手で持ってる鈴なんてどうだい?
よし、決まりだな。
んじゃ、これからよろしくな。
御主人!
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