外伝 謁見その後
ヴラン:レイブン アリア:Aqua
外伝 謁見その後
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アリア:宜しかったのですか?
(〜1.26)
ヴラン:何がだ。
(〜1.24)
アリア:あの者は一歩間違えれば国家の転覆(てんぷく)にも関わる者。その周りにある者も…。
(〜1.17)
ヴラン:構わぬ。元よりこの王国の在(あ)りようがおかしいのだ。カリスを与え、この地に縛り付け、もしも期限までに戻らぬようなら、王族はその者がどんなに離れていようと、カリスごと命を奪うことが出来るなど、人の所業(しょぎょう)ではない。
(〜0.58)
アリア:しかしそれなくば、この地は不毛(ふもう)の地として遥か昔に朽ち果て、栄(さか)えることはなかったでしょう。
(〜0.50)
ヴラン:わかっている。
(〜0.48)
アリア:王は…優秀で、お優しすぎます。
(〜0.44)
ヴラン:齢(よわい)8(やっ)つの少女にさとされる王のどこが優秀で優しき王か。
(〜0.38)
アリア:ご存知でしょう。私の記憶が前世より前から受け継がれてくるものだということを。このカリスとともに。
(〜0.30)
ヴラン:……。
(〜0.28)
アリア:私はただの8歳の少女ではありません。それは……既に置き去りました。
(〜0.21)
ヴラン:すまぬ。辛いことを思い出させた。
(〜0.18)
アリア:いいえ。私は…貴方に寄り添う唯一の存在としてここに在(あ)れて、幸せです。
(〜0.10)
ヴラン:巫女殿、私は政務(せいむ)に戻る。後を頼む。
(〜0.06)
アリア:…畏(かしこ)まりました、我が君。
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