海に行きたい幽霊の話
ミチル【】青年【とまと】コラボ待ち
海に行きたい幽霊の話
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「俺を海に連れてって」
【あらすじ】
足を悪くした祖母のため、夏休みを利用して10年ぶりに祖母の住む町へやってきたミチル。ある日彼女が公園のブランコに揺られていると、「海に連れて行って欲しい」と言う青年の幽霊が現れる。何度断っても折れる気配のない彼を、仕方なくミチルは海へ連れて行くことに決める。
――――――――――
青年「ねえ君、俺を海に連れて行ってくれない?」
ミチル「お断りします」
(曲入り)
ミチル:大学二年生の夏休み。10年ぶりに訪れた祖母の住む町で出会ったのは、海に行きたい幽霊でした。
(1:10)
ミチル「お断りだってば!」
青年「でも憑りつかないとここから動けないんだ!」
ミチル「知らないったら」
(1:04)
青年「君は」
ミチル「君君(きみきみ)って! 私の名前はミチル!」(前のセリフに気持ちかぶせる感じで)
青年「あ、ごめん。でも名前を呼ぶわけにはいかないんだよ、ルールだから」
ミチル「ルール?」
青年「俺が呼んじゃうと君ももれなくこっち側に仲間入り」
ミチル「うわ」
青年「あはは、いい反応だ」
(0:49)
ミチル「いつまでいんの?」
青年「今日まで」
ミチル「え」
青年「日が落ちたらそれで消えるよ」
ミチル「なんっでそういうこと先に言わないのよ!?」
(0:39)
青年:どうしても叶えたい約束があったから、ずっとここで待っていた。
(0:34)
ミチル「あと、あと15分! ううん、10分でつくから! お願い!」
青年「もういいよ、もういい、会えただけで十分(じゅうぶん)だ!」
ミチル「私は十分じゃない! やっと今思い出したのに、また果たせないなんて、ぜったい嫌だ!」
(0:15)
ミチル「約束を果たしに行こう。ミツル」
(音がなくなると同時くらい)
青年「『海に行きたい幽霊の話』」
(波の音)
青年「ありがとう。君ならきっと叶えてくれるって、信じてた」
――――――――――
戸森 満(トモリ ミチル):20歳
主人公の女性。祖母が足を悪くしたので10年ぶりに町へ。しかし「ちょっとくらい遊んでらっしゃい」と祖母に言われ、仕方なく公園へ行っていた。
10年前まで夏休みくらいしか来ていなかったので、ほとんどこの町の記憶はない。
明るく元気。結局困ってる人を見捨てられないタイプ。少々口が悪い。
海埼 満(ウミサキ ミツル):20歳
終盤まで「青年」で通される。実際は10年前、ミチルと海に行く約束をしていた夏休み限定の親友。しかし約束の日、待ち合わせ場所である公園の前で信号無視の車に撥ねられ亡くなる。
三日間だけ特定の生きた人間に姿を見せる事を許されており、10年ぶりにミチルが来たためにその権利を使った。
穏やかな顔してさらっとボケたりするタイプの子。
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素敵な台本やら、音楽をお借りさせていただきました。
コラボ先行型は、はじめてです。難しすぎますね。相手がいないって笑笑
BGM:DOVA-SYNDROME
♪夏の思い出/Kyaai
SE:On-Jin ~音人~
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Comment
1commnets
- 藤鴇ゆずりとてもカラッとしてて、爽やかな青年良いですね! コラボありがとうございました!