息継ぎ致命的()
「聡明」なんかじゃ 前は向けない
理由が無いから 腐って行く
巻き戻ってくれれば 良いのにな
何年経っても 僕は死なない
希望論ばかりを 唱えている
当然今日も 君は居ないのにさ
「構わない、死ねよ、死ねよ」って
手首を握って ただ呪って
何も出来ないでただ
のうのうと 人生を貪った
「夏が夢を見せるのなら
君を 連れ去る前へ」なんて
照れ隠しした 日々が
空気を照らして
脳裏を焦がしていく
18歳になった少年
また何処かで 待っていたんだ
カゲボウシ滲む姿を
思い出して
炎天下に 澄んだ校庭
笑っていた 君が今日も
「遊ぼうよ」って言って ユラユラ揺れた
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