【迷宮世界のアムネジア】一人声劇台本
()
【迷宮世界のアムネジア】一人声劇台本
- 186
- 15
- 0
【迷宮世界のアムネジア】一人声劇台本
⚠注意・コラボした後のサウンドに台本をコピペするのは禁止。
〈セリフ〉
いつも同じ夢を見る
出口のない迷路を歩く夢
夢だと気づくのはいつも同じ内容だからだ
夢の中では僕以外にも人がいた
一緒に出口を探す約束を交わしたと思う
僕の隣には誰かがいたはず
あれは確か、そう女の子だ
白い髪の少女
いつも見ているはずのになぜか忘れてしまう
最近はどうも忘れやすくて困る
まだそんなに年をとったとは思えない
でも、この世界に迷い込むたびに少しづつ忘れて
思い出せなくなっている
いま自分のいる場所が現実なのか
それとも夢の中なのか
二つの世界の境界線が曖昧(あいまい)になっていく
早く出口を見つけないと
目を覚ませなくなる
だんだん頭の中に靄(もや)がかかる
なにかが足りない
とても大事なことを忘れてしまった気がする
なんだったかな
早く思い出さないといけないのに
思い出せない
君は誰だっけ?
ここはいったい?
それに僕は誰なんだ?
《おしまい》
『あとがき』
彼もしくは彼女はずっと夢の中に囚われていると私は考えています。
タイトルにあるアムネジアは記憶喪失や忘れっぽいなどの意味があります。
目が覚めたと思っているのは向こうの世界で眠っている時に見ている夢のせいなんじゃないかなと。
思い出す頃には現実世界の肉体はきっと手遅れな状態かもしれませんね。
目を覚ますことが幸せか?それとも夢を見続けることが幸せか?
私にはわかりません。
使用の際の拍手・コメントは不要。
コラボした後のサウンドに台本をコピペするのは禁止。
曲名・夜毎、神話がたどりつくところ(ZABADAK)
演奏者・darkn様
Comment
No Comments Yet.