【予告風台本】夏の雪に解ける

夏輝【】深雪【】

「世界を取るか、”たった一人”を取るか」 【あらすじ】 何も変わらない日々。何も変わらない夏。 そのはずだったのに、連日40度近くまで上がっていた気温が嘘のように冷え込み、都会の空を雪が舞う。そしてそれは降り続き、いつの間にか街を白で覆い始めた。しかもどうやらこの雪は世界中で降り続いているらしい。 テレビも、新聞も、このまま地球は雪に包まれて滅ぶでしょう、と繰り返す。 くだらない、そう両断した青年の前で、少女はいつものように微笑んだ。 「ねえ。世界が終わったら、悲しい？」 ⚠️性別変更:◯/台本変更:崩さない程度のアドリブのみ/転載:×/使用時拍手お願いします。 外部への音の持ち出し:× （音は流さず本文のみ読むのであればcasでの使用は作者名を掲載で可） —————————— （入りと同時） 深雪：「もうすぐ、世界は終わってしまうんですって」 夏輝：季節外れの雪の中、そう言った彼女の笑顔は、ただただ美しかった。 （1：13） 夏輝：8月。いつもなら夏真っ盛りのその時期に、都心に大雪が降り積もった。 連日40度近くまで上がっていた気温が嘘のように冷え込み、街を歩く誰もが厚手のコートを身に纏う。 深雪：「ねえなっちゃん。もしこのまま全部真っ白になって、世界が終わったら悲しい？」 夏輝：「終わるわけないだろ。いいから宿題やれって」 深雪：「ふふ。はぁい」 （0：47） 夏輝：変わらない日々がずっと続くと思っていた。 深雪：「ばいばい、なっちゃん」 夏輝：「は？　何、言って」 深雪：「貴方は私にとって光みたいだったよ」 夏輝：「深雪？　おい、深雪！　どこだよ深雪！！」 （0：30） 深雪：よくある小説みたいな話。誰か一人が犠牲になれば世界は救われる。偶然にもそれが私で、生きてほしい人が居るからそうする。私にとって、それだけの事でした。 （0：13） 夏輝：「『夏の雪に解ける』2018年8月20日、公開」 （0：07） 深雪：「私、さいごは貴方の光でとけてしまいたい」 ——————————— 深雪（ミユキ）：17歳 夏輝とは家が隣同士の幼馴染。 色の白い大人しい少女。いつでも柔らかな笑みを絶やさない。 昔から体が弱く、夏輝に支えられてきた。そのために何か返したいと思っており、世界が滅ぶという時、自分の命ひとつでそれが回避できると知り彼の為に命を捧げる覚悟を決める。 夏輝（ナツキ）：17歳 深雪とは家が隣同士の幼馴染。 暗いわけではないが、表情があまり変わらない。本の虫をやっている方が好きな青年。本人にあまり自覚はないが、何よりも深雪を大切にしている。彼女が自分の命を捧げて世界を存続させようとしていると知った時にようやく自覚する。 彼女を失うくらいなら世界なんて滅んでしまえばいい。夏輝の光は深雪。 ———————————— もう何年も昔に1時間くらいのもの、と考えて書いた台本が見つかったのと、素敵な音を見つけたので。折角だからCM風？　予告風？　とまあ、そんなものに。 色々と選びきれず、時間目いっぱいになると思いますが元を崩さない程度でしたらアドリブ等ご自由に。（時間）は大体の目安です。 何なら性別反転させたって楽しかった記憶があります。 使っていただく際に拍手やら一声お声がけいただけると嬉しいです。多くの人に使っていただければこれ幸い。 20180823 50回も再生されて、じわじわコラボしていただけて驚き。ありがたいです。 #声劇 #掛け合い #台本 #CM風声劇 #声劇台本 #予告風声劇 #映画予告風声劇 #声劇民と繋がりたい #せりBGM #せりコラ #藤鴇ゆずり台本