【二人声劇】フェアリーテイルは夢に沈む【台本】

★理【】× ☆唯【】

その夢は『好き』を教えてくれた。 タイミング参考等はこちら。 https://nana-music.com/sounds/04117f7e/ ☆のみ https://nana-music.com/sounds/040ff8df/ ★理（あや） ☆唯（ゆい） ————【台本】———— ★あなたは現実の世界で生きていかなければならないの ☆現実… ★この夢は、あなたの本当ではないでしょう？ ★「ここに閉じこもっているかぎり、あなたは独りよ」 ☆「ひとりじゃないわ。理がいるもの、ひとりぼっちなんかじゃない」 ★「あなたを待っている人は」 ☆「そんな人いないわ。だからわたしはここにいるの。」 ★「ここにいるから…いないのよ」 ☆特別な場所。 痛みも苦しみもぜんぶなかったことにして、しあわせでいられる場所。 ☆ここならぜんぶ、わたしの望むまま。 ★「目を背けないで！」 ☆「いやぁ…！」 ★「本当は分かっているはずよ。 その幸せが仮初めのものであることも。」 （上のセリフと被るくらい） ☆「聞きたくない聞きたくない聞きたくない…」 ★「それでも聞いて！私はあなたに…！」 ☆「あああぁぁぁあっ」 ★「手を離すよ、唯」 ☆「それじゃだめなの？なにがいけないの…」 ★「好きなの」 ☆「…！」 ★「好きだから、本当の場所で、生きて」 ☆理のいない世界で…いきていくの…？ ★ほら、もう起きる時間よ ————————— 夢の中で出会った少女。 不器用な笑顔で 私に縋る少女。 この夢に溺れてしまったら、死んでしまう。 あなたも、私も。 あぁ、私もこの夢から…目覚めなければ。 ———————— 自殺を試みた結果、意識不明で入院していた唯は夢を見ていた。そこは、悩みもなく痛みもなく、現実で何度も夢見た世界。その夢の中で出会った少女、理と二人の時間を過ごすことで現実との境界線を引き自分を保っていた。 しかし、理も唯と同じ境遇で夢を見ていたのだ。一度は理想の夢に溺れて、そしてようやく自分の中で答えを見つけてその夢に見切りをつけたとき、唯と出会う。 その姿は少し前の弱い自分を見ているようで。 その気持ちが、痛いほど分かってしまったから。 もう少しだけ溺れてしまった。 まるで麻薬だ。 でも、だからこそ駄目だと分かるのだ。 このままここにいれば、きっと死んでしまうから。 ————————— 素敵なつれづれさんとぺこたさんの『凍えそうな季節から/Aimer』をお借りしました。本当に素晴らしい伴奏と歌声をありがとうございました。使わせていただいたお二人にも是非拍手コメントをよろしくお願いいたします。 #声劇 #声劇台本 #二人声劇 #掛け合い #壱花の台本 #コラボ用 #Aimer #つれづれコラボ #つれづれ参加伴奏 #つれづれエメ