慈しみ愛
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慈しみ愛
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慈しみ愛 第一幕
シェ:「わぁぁぁ!」※幼少期
シェ:私が小さな頃見たサーカス。夢の国のような感じで、楽しさと喜びに溢れていたサーカス。
シェ:「いつか、私もサーカスを開きたい!」
シェ:そんな少女が夢見た物語。それは悲しき物語。
リ:「Welcome リンドーサーカス団へ」
◇
シェ:「すいません!リンドーさんはいらっしゃいますか?」
リ:「どうしたの、若いお嬢さん。僕に来客とは珍しいね。」
シェ:「私にショーを教えてください!ここのサーカスが好きで、私もサーカスを開きたいんです!」
リ:「そういった嘘をついて、僕を潰そうとする人達をたくさん見てきたよ。」
シェ:「違います。私はただ人を幸せにしたいだけで…」
割り込みながら
リ:「その幸せをただで渡すわけにはいかないよ。分かるね?」
シェ:「お金ならあります。貯めてきました。」
リ:「1日2万円、今日から君の面倒を見てあげよう。」
シェ:「ありがとうございます。一生懸命頑張ります!」
リ:騙されていることも知らない。なんて素直で馬鹿な娘。
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