【1人声劇】日に日に汚れていくもの【台本】
朗読:朗読者様 / 台本:叶(きょう)/ 伴奏:みわたか
【1人声劇】日に日に汚れていくもの【台本】
- 33
- 2
- 4
初の声劇台本です。
気分的に書いてみました。
ゆったりめで、間を長めに取るとちょうどよく終わると思います。
一人称を変えたり、多少のアレンジを入れたりするのも良いと思います。
お借りの際はコメントか拍手があると、聞けるのが楽しみになるので、お願いします。
死が幸せではないけれど、生が苦しみの時もある。
これは、弱者が抗えないように作られた世界の話。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
死神さん。僕は雨を浴びたい。
星を眺めていたい。時には太陽も浴びたいかも。
でもね、僕が一番欲しいのは、死神さんかな。
だってほら、僕と一緒に居てくれるでしょう。
…生きることが幸せなんかじゃないよ、死神さん。
死ぬことが幸せってわけじゃないけど、…僕にとっては、死んだ方がまだマシなんだ。
だってあんなに空は綺麗なのに、それは日が経つことで汚れていくんだよ。
それなら、死神さんと一緒に過ごしたい。好きなものが汚れるところなんて見たくないんだ。
…救おうとは思うよ。
でも、大人は僕の話なんて聞こうとしないんだもの。きっとまた、聞かずに話を逸らす。
だから救おうと思っても、僕ぐらいの力じゃどうにもならない。
仲間を集めようとしたって、集まる前に僕が黙らされる。
さぁ、死神さん。僕と友達になってよ。
…いいの?ふふ、じゃあ行こう。
あぁ、この世界とはおさらばでいいんだ。幸せだ。
…じゃあね。
Comment
4commnets
- よもぎお借りします|ω・)
- あるつ(ある) -4696arutuhaima-お借りしました!素敵な台本、ありがとうございました!(^_^)v
- ありがとうございました。
- あるつ(ある) -4696arutuhaima-お借りしても、いいですか?