【声劇】鬼の鐘が鳴る【台本】
ユツキ
【声劇】鬼の鐘が鳴る【台本】
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すっごい難しくてすっごい楽しい台本をお借り致しました!!
鬼の戦いって凄く浪漫溢れる題材を小噺気味に演じてみましたが如何でしょうか?
ちょっとでも面白がって聞いて頂けたら嬉しいです(´∀` *)
以下素敵台本より引用↓
朝を夜に、枯れ木を桜に、鳥は鳴かず、虫が鳴き、魚は天に登り出す
男は女に、生者は死者に、動かぬ物も踊り出す。
耳を澄ませ、草木も眠る丑三つ刻(うしみつどき)、鬼の鐘が三度鳴る。
(曲調が変わってから)
「よくぞ参られた、鬼の宴へ」
ここでは誰もが角(つの)を隠さず、自慢の金棒を肩に担ぎ、泣く子も黙る鬼と化し、意気揚々と酒を飲む
「さぁさぁ、賭けた賭けた」
迫り来る明年(みょうねん)、鬼の大将を決める此処一番の大勝負
老いも若いも関係なし、力だけが物を言う
本年(ほんねん)の大将は胡座をかき、威張り気味に勝負を見下ろしている
「賭けでは本年の大将に金(きん、かね)が集まっている次第」
鬼に金棒とはよく言った、金棒を力任せに振り上げ、打ち付け合い、一方が参るまで勝負は続く、それが鬼の戦い方。
「さぁ勝負も大詰め、金棒の音もいよいよ耳障りになってきやした」
本年の大将の目の前に立つは、威勢よく金棒を振り回す、若い鬼
「今代の大将には倒れて頂こうじゃないか」
両者が睨み合うと観衆共(かんしゅうども)も息を呑む
金棒が悲鳴を上げた時、明年(みょうねん)の大将を賭けた戦いが始まりを告げる
「見世物試合じゃございやせん、はてさて明年の大将は如何に、鬼の宴の終いにゃ鐘が九つなりましょう」
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#台本 #六条睡の台本
Comment
2commnets
- ユツキ台本者様にお言葉をいただけるとは思っておりませんでした…!!恐れ多くも演じさせていただきました。 非常に楽しく面白く演じさせていただきました、ワクワクして頂けたなんて光悦至極でございます! また是非別の台本も演じさせていただくと思います。 その時はよろしくお願い致します(´∀` *)
- ユツキコメントありがとうございます!後半は見せ場だと思ったので何度も録り直しました。気に入って頂けて凄く嬉しいです!ありがとうございます!