六兆年と一夜物語の物語を考えて見ました。
宜しければ読んでみませんか?
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生まれた時から忌み子鬼の子と言われた。
そのせいで罰だと言われ暴力をふられた。
僕は何も知らない、この世界のことも。
繰り返される暴力と蔑んだ目を向けられる日々
そんなある日1人の少女が僕の前に立っていた。
「君の名前が知りたいな」
と少女が言った。
久しぶりに優しい声を聞いた。
嬉しかった。
返事をしたかったけど僕は出来ない。
僕は喋れない。
昔舌を切られたから。
まぁ、舌があっても名前がないから
答えられないんだけどね。
僕は少女に見えるように口を開けて見せた。
少女は笑顔でこう言った
「一緒に帰ろう」
僕の手を取り走り出した。
君は何を考えてるんだろうと思った。
でもそれ以上に僕は嬉しかった。
初めて人の温かさを知った。
「これからは一緒だよ」
と言ってニコッと笑った君。
僕は君を守ると決めた。
そして僕達は夕焼けに吸い込まれるように
消えていった。
これは昔鬼の子と言われ蔑まれた少年のお話。
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