歌仙兼定の一人百首
歌仙兼定(凪)
歌仙兼定の一人百首
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⚠︎コラボ不可
こちらは刀剣ラボ。
とうらぶ二次創作、幼児化ユニットです。
公式や関係者などとは一切関係ございません。
研究所と被験体という設定上、薄暗い内容が多くなりますので、苦手な方はご注意ください。
刀剣ラボ、初めての活動は声劇です。
第五弾は凪さんの歌仙兼定となります。
使用BGMは青さまの和風BGM〜夜桜〜です。
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彼は日々を数える。
彼は日々の歌を詠む。
自分の中の主を、信じている。
彼が今日の雅なものを探していた時。
何やら楽しそうに笑う白い背中を見つけた。
その向こうでは、怒った様子の黒い長髪が揺れる。
彼は、また悪戯したのか___
緩んだ髪留めのリボンをキュッと結び直して、溜息。
やり過ぎないように、との意を込めて声を掛けた。
彼とて、いじめている訳ではないと分かっているが。
「あまり、いじめないでやってくれるかい」
戯けて勘違いするなと肩を竦めた白は、何を思うのか。
しかし、それは彼には関係のない話。
悪戯坊主と別れて、彼は再び雅なものを探し始める。
ここは遊ぶ場所には困らないほど自然も遊具も多い。
ふと目に付いたベンチは、見晴らしの良い場所だ。
だが、先客がいた。
「……つかうなら、どくぞ」
相手も彼に気付き、藤色の瞳が瞬いた。
落ち込んでいるのか普段は勝気な眉が下がっている。
肯定は野暮と悟り、彼は首を振って立ち去った。
主を待ち続ける物同士、感じることがない訳じゃない。
頻繁とは言えないが、一緒に遊ぶことだってある。
しかし、干渉しすぎる間柄でもないのは確かだった。
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#刀剣ラボ #刀剣乱舞 #とうらぶ #歌仙兼定
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