朱の罪は深く染まる
台本→@ 読み手→ちとせ BGM→ゆずちゃ
朱の罪は深く染まる
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〝...きっとそうだった。〟
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script by @ さん
朱色の空はどうも慣れない。
僕には似合わない、そんな気分。
以前は、こんなこと無かった。
大好きだった。
...きっとそうだった。忘れてしまった。
オレンジでも、赤でもないその色は、
胸の奥に、深く...ゆらりと溶ける。
優しい揺らぎは、僕を世界から浮かせる。
下手な合成みたいに。
息苦しくて、耳鳴りがして、
柔らかな風が僕の頬を撫でる。
木々の擦れる音も、遠い君の声も。
もう聴こえない。
君の体温も、君の肌も。
もう感じることが出来ない。
...一瞬だったんだ。全てを失ったのは。
そしてこれからは一生。
僕は失ったまま生きていく。
朱の空は、だんだんと暗く重く垂れ下がり、
やがて明るい朝が来る。
そんな繰り返し。
僕の罰。
夕陽に重ねた僕の罪。
いつか繰り返しが止まる時。
その時まで、君を思い出していようと思う。
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#あっとの台本 #ちとせこえ
Comment
5commnets
- さかとも@久遠の非公認ユーザー☠️
- ちとせ
- さかとも@久遠の非公認ユーザー☠️台詞読み凄く上手いですね!俺棒読みになるから羨ましい…
- ちとせ
- @(あっと)タイミングや間がぴったりですごいです! 優しさがしっとりと響いてくる、そんな素敵なお声ですね(*´꒳`*) コラボありがとうございました<(_ _*)>