【二人声劇】応援してるやつはいるから。

〇…(はい！) ●…(りょっぺ)

素敵な台本だぁ〜 心にしみる。 「応援してるやつはいるから。」 〇…芝居(大衆演劇)が好きな女性。幼い頃から集団に属することが苦手な為に、どこの劇団にも所属できないでいる。 ●…観劇好きな男性。終演後、いつも暗そうな顔でいるその女性に、思わず声をかける。 (以下、台本) 〇 カーテンコール。終演。そのとき、私はいつも大きな不安に襲われる─── (1:21~) ●「今日の公演、あんたすげーよかったよ！！」 〇「えっ、ありがとうございます…！」 ●「また次も観に来るから！頑張って！」 〇「あ、いや、私は客演なので…」 ●「あ、そうなのか？もったいねーなぁ。」 (1:06~) ●「よお！この劇団でも客演してたんだな！」 〇「おひさしぶりです…！」 ●「あんた実力あんのに、なんでどこにも所属してねーの？」 〇「それは……。」 ●「っあー、俺が聞くことじゃねぇか。次も楽しみにしてるから！」 (0:44~) 〇 昔から、集団に所属することが苦手だった。そのせいで次はいつ、誰に自分を使ってもらえるかわからない。公演が終わるたびに、その不安に胸を締め付けられていた。 (0:30~) ●「…！ よかった、まだいた」 〇「あれ、忘れ物ですか？」 ●「あんたに用がね。今日、ちょっと変だったし。」 〇「わ、失礼しました…！」 ●「じゃなくて！俺はただの客だからわかんねーけど、フリーで役者やってくのも、大変だろうと思う。でも、応援してるやつはいるから！だから、頑張れよ！」 〇「…あ、ありがとうございます…！」 ●「おう！」 〇それは、生まれて初めて、心から「頑張ろう」と思えた言葉だった。 ※客演…俳優が自分の所属ではない劇団などに臨時に出演すること。 #二人声劇 #掛け合い #台本 #ななの台本 #コラボ用 #BGM