【1人声劇】あの夏奏でた
朗読者→貴方様のお名前 台本→ジブリール
【1人声劇】あの夏奏でた
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そう、あの日もそうだ
あの日も、うだる暑さだった
蝉は鳴き、空は青く、雲一つなかった
こうして放課後、クーラーのついてない音楽室入り込んでピアノを弾いたのも同じ
君が「弾いて」なんて言うものだからとても緊張して、何回か間違えてしまったし、あんまり上手に弾けた覚えがない
でも君は演奏が終わるとパチパチと控え目な拍手と精一杯の笑顔をくれた
僕のピアノを聞くのに座っていてくれて、君の首筋には汗が浮かんでた
僕はなんだか照れくさくなって、固い笑顔を返した記憶がある
緊張と暑さでたくさん汗をかいていたと思う
正直格好ついてないと今でも思う
今もこうしてピアノを弾いている
ねぇ、前より上手くなったんだよ
もう1回聞いてよ
誰もいない空っぽの部屋で奏でるピアノは
とても虚しく、悲しく、嫌と言うほど響く
頼むからもう一度
あの拍手とあの笑顔を僕に頂戴
そして格好よく言わせて
多分僕は君が
---------✁︎キリトリ線✁︎--------
32本目
一人称、性別、口調、変更構いません
アドリブも勿論です
お久しぶりです
とても暑いですね、なんか、夏って青春じゃないですか、甘酸っぱいんですよ、私の中では
なので、高校生の夏、両方互いに片思いの2人が音楽室で2人っきり、という「いかにも青春」みたいな台本になってます
これ多分ピアノを聞いていた子、亡くなっちゃったか転校しちゃったかしてもう学校にはいないんですよ恐らく、ちょっと切ないですね
このような拙い台本を手に取って頂き、声を吹き込んで頂ければ幸いです
これまで作成した台本はプレイリストにあります、よろしければどうぞ
素敵な伴奏はゆずちゃさんより「 靄が晴れるまで(オリジナル)」をお借りしました
#1人声劇 #一人声劇 #朗読 #台本 #声劇
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3commnets
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