CM風声劇「星渡り鉄道」

車掌:【リュウ】エトワール:【せなぎ】

九重なゆさんの台本をお借りし、せなぎさんとコラボさせていただきました。包容力がある車掌ということで柔らかい感じでやった...つもりです。(;´ω｀)これが包容力のある感じなのかわからん。 夏になるとやはり宮沢賢治の銀河鉄道の夜を、思い出すんですよね...課題図書だったか...よかったら聞いてみてください。 以下キャプチャー引用です。 ------------------------- (ジングル) 車掌:｢星渡りステヰシヨン 星渡りステヰシヨン｣ (曲入り) 車掌:「この列車は星座線鈍行、日の出行きです。 次は羊の角に停車します。 星渡り鉄道では、星屑の石炭を焚いて運行しております。 夜空の匂いをお楽しみ下さい。｣ エトワール: 紺の天鵞絨(びろうど)を張った椅子に腰掛け窓を見る。 ああ、金色の羊が空を駆けてゆく 車掌:｢停車駅につきましては お手持ちの星座表をご覧下さい。」 (汽笛前) エトワール:｢星渡り鉄道｣ 車掌:｢水瓶の淵(みずかめのふち)水瓶の淵 大きな翼を持った鷲にくれぐれもご注意ください。｣ エトワール: 鷲の目がじっとこちらを見ている… ぽっけの右側には 星渡りステヰシヨンと書かれた片道切符が一枚 私はこれを握りしめた エトワール:｢車掌さん 紫色の、あれは一体なんだろう｣ 車掌:｢天の野原です。きっと大輪の花でしょう。｣ エトワール:｢車掌さん なぜ星も人も、輝くことを忘れてしまうのでしょう｣ 車掌:｢大丈夫。 星の声、ちゃんと聴いていましたよ もうすぐ終点の日の出に到着します。｣ エトワール:｢綺麗な石炭にしてください そしたら何光年だってこの列車を走らせてやりますから｣ (列車の走る音) 車掌:｢終点、日の出駅 本日もご乗車ありがとうございました。」 ------------------------------------------------------- あらすじ 星渡り鉄道では 13の星座をゆっくり走り抜けてゆきます。 本日も特別なお客様を乗せて、 車掌は日の出に向かいます。 車掌: 星渡りステヰシヨンの車掌 包容力を具現化したような人物 星々の案内アナウンスは本人も楽しい エトワール: 本日のお客様 ------------------------------------------------------- 超新星爆発！ 宮沢賢治著、銀河鉄道の夜がモチーフです。 一日に数え切れない星々が消滅しています それでも消えるだけでない。 その後も燃料になり列車を走らせ 次のお客を導きます。 エトワールは石炭になる前に 車掌の言葉できっと救われてます。 声さえ聴かれずに静かに消えてゆく星よりは とても幸せなのではないでしょうか。 お借りした音源 DOVA-SYNDROMEから ｢そして星になった｣ written by 稿屋 隆様 ｢luminous｣ written by MATSU様 編集:九重なゆ #掛け合い #声劇 #CM風声劇 #台本 #九重なゆの台本