【声劇】さよならを知らない私へ【台本】
飯田伊依
【声劇】さよならを知らない私へ【台本】
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マジで時間が有限の資源すぎる尺のギリギリ具合
「メーデーメーデー。
…あ、本当に繋がるんだ」
「ねー、そこの君。…そう、まさに君!
ちょっとでいいんだ。僕の話を聞いてくれないかなぁ」
「え、僕が誰かって?そんな質問するまでもないでしょ?
僕は僕で、君は君。
それ以外に僕達を繋ぐものが必要?」
「…あー、そう怒鳴らないで。
君のどーでもいい質問に一から答えてあげてもいいんだけど、僕には時間が無いから。
君は時間が無限の存在だと思っているようだけど、時間は有限の資源だ。終わりも、果てもある。だから、申し訳ないけど有効活用させてもらいたい。」
「…結局何が言いたいかって?
僕、死のうと思って。」
「いやいやいや…止めて欲しくて言ったわけじゃないからそんな在り来りな言葉を吐いて僕を幻滅させないでくれよ。」
「…ただね、いざ死のうとしたら怖くなってね。
この電話は勇気を貰うために掛けたんだよ。死ぬ為の勇気、なんて物凄く可笑しい話だけどね。」
「じゃ、僕はそろそろいくよ。
君の声が聴けて良かった。
そっちの世界では上手くやりなよ、僕。」
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