声劇【海を見て】

朗読 熊こう/台本 サンケー/BGM ゆずぽんず

※※※※※※※※※※※ 悲しい時に　君は海に来ると言った 人前で涙を見せるのが苦手な君は 砂浜に座って　 波の音を聴きながら　涙を落とす 海の水が　しょっぱいのは きっと色んな人の悲しみを 吸い上げたから　なんて 君は言っていた… 親しい友達だった　君と僕 いつの間にか　僕は君に恋をしていた けど　好きだって事を　隠している ある日　君はこの街を去った 暫くは　向こうで頑張るんだって… この街に残った僕は 一人　海を見ては　涙を落とす 海は　世界中の どこまでも　続いている おもむろに　砂浜に書いた言葉 それを　波がさらって行く 「大好き」と書いた言葉 ずっと　伝えたくて　 伝えられてない言葉 海はどこまでも続いている もしかしたら　未来にまで 続いているかも… 未来の僕は　 君にちゃんと伝えているだろうか… この想い ちゃんと伝えよう　君に 友達のままじゃ　やっぱり 終われないんだ　この想いは… ※※※※※※※※※※※ #サンケー #台本 #声劇 #海 #恋 #片想い #片思い #告白 #決意 #声劇台本 #一人声劇 #ひとり声劇 #50作品 #詩 #恋詩 #熊こう