【予告風台本】その命に花束を。
声劇台本 BGM:リッキィ*さん
【予告風台本】その命に花束を。
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#遠山台本 #声劇
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『遠いね、命。』
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【登場人物】
▶︎‥男の子
▷‥女の子
【台本内容】
▶︎自動販売機で買う飲み物は5秒。
大好きな作家の小説は40秒。
人気のテーマパークは5分。
銅、亜鉛、ニッケルやアルミニウムで作られた「カネ」という存在はとうの昔に姿を消し、時間が通貨となったこの時代。
▷「美味しいものを食べると寿命が縮まるだなんて、そんなのまるで毒だわ。」
▶︎命の価値など無いに等しいこの時代で、生にしがみ付く様な彼女は、酷く滑稽に見えた。
▷「私、何もいらない。」
▶︎「何故?たかが数秒。数分の命を差し出すだけで、満足や幸せが手に入るのに。」
▷「いらない。」
▶︎「美味しいものもお腹いっぱい食べられるし、大好きな人と好きな時間を過ごす事だって、」
▷「いらないったら!!」
▶︎命の価値など無いに等しいこの時代で
▷「私‥もっと生きたいよぉ、」
▶︎彼女の命は、誰よりも尊かった。
▶︎これは、僕と彼女が過ごした、たった一週間の物語。
▶︎▷【その命に花束を。】
▶︎1月、放送スタート。
▷「私、なんにもいらない。だから、手を繋いでくれませんか?」
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