【映画予告風声劇台本】しゅうまつ、兄と海へ行く
ナギサ:(コラボ者様) カイ:(コラボ者様)
【映画予告風声劇台本】しゅうまつ、兄と海へ行く
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――終末
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カイ「おいナギサ、海へ行くぞ!」
ナギサ「えぇ! 今から? っていうかなんで海!?」
カイ「それはな、『しゅうまつ』だからだ!」
ナギサ「いや確かに明日は土曜日だけども、それ答えになってないよね?」
カイ「何行ってるんだ? 『しゅうまつ』ってそっちの週末じゃないぞ」
ナギサ「は?」
カイ「世界が終わる、終末だ!」
(あなたにとって~)
カイ「――……死んだ母さんは海が好きだっただろ?
でも一度も連れてって貰えなかったからさ、一回くらい行ってみたいじゃん?」
ナギサ「いやまあそうだけど……っていうかそれ普通に言ってくれればすぐついてったよ?
わざわざ終末だなんて冗談言わなくても……」
(もうあのときに~)
カイ「……お前こそ何の冗談を言ってるんだ。終末は、訪れたぞ。お前がよく知ってるじゃないか」
(あなたの中の~)
ナギサ「……兄、ちゃん……?
なんで……返事して、くれないの?」
カイ「――ナギサ……本当は気づいてるんだろ? 俺はもう――……」
ナギサ「いやだ! そんなの信じない……!!」
カイ「ナギサ……」
ナギサ「嘘だって言ってよ、全部……!」
(歌が終わったら)
ナギサ:映画『しゅうまつ、兄と海へ行く』
カイ:2019年7月31日、公開
ナギサ「そうだ、僕の世界はあの日……終末を迎えたんだ」
~あらすじ~
カイとナギサは両親を喪っていたが、とても仲の良い兄弟だった。
そんなある日、カイは『終末』が訪れると言い出した。そして海へ行こうとナギサを誘う。
しかし海に近づいてゆくにつれ、ナギサはある真実に気づいてしまう。そして彼は自分を騙し続けることができなくなってしまい――
以下ストーリーネタバレ(別に他で声劇化する予定ないからね!)
カイはすでに死んでいます。そしてその事実が受け止めきれないナギサはカイがまだ生きているという嘘で自分を騙します。
世界が終末を迎える、というのはナギサの世界が終末を、ということです。ナギサにとって、世界は兄の存在で構築されていた。その兄が死んだところで、もう彼の世界は終わっていたのです。
自分を騙していたナギサですが、心の奥ではもうカイがいないことを理解しています。だからこそ、海へ行こうとカイに誘われたという嘘を再び重ね、海へ向かいます。命を絶つために……。
……皆さんどんなエンディングを予想しますか?
たまにはこういう暗いのも書きたくなりますよね。
最近歌えてない……。スランプってやつかなぁ(いやまあスランプって言えるほど上手くないんですがねw)
#声劇台本 #掛け合い声劇台本 #兄弟 #コラボ募集中 #コラボ待ち #二人声劇台本
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1commnets
- 柩刀 斂⚰お借りしました…!