神教⇒Exclamation!

やいり feat S!N

ちょっと真面目な話をします。歌よりむしろ、今回はこの話を聞いてもらえれば嬉しいッス。 nanaをやってるのは、10代の子が割と若い世代が多いので、これから社会に出る方々は特に。 初めにいうけどこの話、クッソ長いよ。 まず伝えたいのは、この世の中、美味しい話なんてモノは『無い』と思っていい。 大体、美味しい話を持ってくる人は一番警戒しましょ。 何故か。 【それは、その人がする美味しい話は、『自分が美味しい思いをする為の話』だから。】 あれは俺が社会人になって1年過ぎた頃の話。 仕事終わりに友達【以下、K君】と夜遅くゲーセン遊んでる時、K君が『この後ココスで人と合う約束してるけど、野良ちゃんが暇なら来る？』と誘って来た。 短大の頃から結構仲良くしてたので、どうせ次の日休みだし、断る理由も無かったのでついて行った。 ココスに着くと、良いものを身に着けたイケてる風の男性がいて、 『人と人の繋がりって超大切だよね。』って話をし始めた（もう五年以上前の話だから、この辺は記憶が曖昧。 暫くして、もう一人20代後半くらいの女性が現れる。 その人が現れてから、『この名刺を貰って、スマホのケースに挟んでおくだけで、どんどんツキが回ってくるんだ！』と、クサ過ぎて鼻が取れてしまいそうな発言をしだしたのさ。 その話が終わったかと思ったら、急にサッカーの神様・ペレの話になり、その人を中心に著名人が、ペレの始めたインヴェルとか言う会社だか、プロジェクトに参加してるという話になる。（記憶の中では、著名人の中に川越達也がいたような気がする。 そこで初めてこの二人の人物が、インヴェルの工作員であると発覚。 『あなたが代理店（@初期費用70万円）になって、君の紹介で2人が代理店を始めれば、君はタイトル獲得できて、タイトルに応じて報酬もあがるんだ。しかも、そのタイトルはずっと続くんだよ。』 　　　　　　　　友達A'……… 　　　　　　　／ 　　　　友達Aー友達A"……… 　　　／ 代理店 　　　＼ 　　　　友達Ｂー友達B'……… 　　　　　　　＼ 　　　　　　　　友達B"……… おわかりいただけただろうか。 そう、マルチである。ねずみ講である。 即座に危機を察知した俺は、興味ない感バリバリ生返事で事なきを得たが、K君は後日、代理店になってしまったのである。 更に短大の同級生の数名が代理店となっていた事実がわかる。 そこから暫くK君の羽振りは度を越していた。 新車のAQUA買うわ、GUCCIのサングラスを自慢するわ。 明らかに浮足立っていた。 流石の俺も心配になって、何度か話をしたがこの時点で、もうインヴェルに足を踏み入れてしまっていたので、俺の手ではどうしようもなかった。 K君と数名の同級生はタイトルを獲得する為に、友人家族とあらゆる人に声をかけたらしい。 そして、時が立つと彼らは孤立。 残るのは小さなタイトルと、70万円の初期費用。（ちなみにタイトルを維持するのには、インヴェルの自社製品を定期的に購入しなければならない。） そう、上の人間しか儲からない仕組みなのだ。 K君らはインヴェルの食い物にされていた。 現在K君は、インヴェルを何とか脱退し、70万円の初期費用は完済。 無事足を洗うことができた。 まぁ、特に犯罪をしたわけではないので、足を洗うと言うのは妥当な表現ではないのだが。 俺はK君をインヴェルの件などは抜きに、友達として好きだったので今でも交友関係は持っているが、当時のK君らの人間関係は破綻していた。 …という、エピソードがあったのでございます。 どんなに美味しい話も必ず裏にはカラクリがある。 若い方には、魅力的なお題目の裏にある何かを見る力をつけてほしい。 何が正しく、誰が自分を何を狙っているのかを見抜く力を付けてほしい。 宗教に関しても同じことが言える。 信教の自由があるので、これは決して宗教批判するつもりではないのですが、宗教でよくある信者からのお布施や浄財、これだけで何不自由ない生活をできる人もいるのだということ。 『坊主丸儲け』という言葉があるように、宗教というのは聞こえの良い説法をし、共感した者は感謝をお金で礼をする。 ただこれが非常に、非常に大事なのだが、それ自体に幸福を感じられるのならば、それはその人の幸せの形なのだ。 それを駄目だ、間違っているなどを言うつもりはサラサラない。 幸せと言う物は、形も数値も存在しない。 だからこそ人は、幸せを求める。 なので、オジサンは自分の幸せに関して一度、しっかりと考えてみるのも、良いんじゃないかなって思う訳です。 長々しい話をここまで読んでくれてありがとうございました。 #nana民と繋がりたい #VOCALOID #やいり