【短編小説】夏祭り⑧
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【短編小説】夏祭り⑧
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【短編小説】夏祭り⑧
金魚すくいの勝負でサツキに負けた僕は、サツキにあんず飴をご馳走する為、二人であんず飴の屋台へと向かった。
その途中、僕のスマホの着信音が鳴ったのだ。僕は慌てて自分のスマホをポケットから取り出し、そして見て観る事にした。
すると「LINE」のメッセージで有る事がわかったのだ。僕がその内容を確認すると、八代神社の一本杉で約束していた友達からの連絡で有る事がわかった。
僕がその内容を読むと、次の様な内容であった。
「ハヤト、約束の18時過ぎてるぞ! 早く来いよ、連絡待ってるからな…」
こう書かれてあったのだ。この様子を観て居たサツキは、僕に向かってこう言った。
「ハヤトくん。もしかして今日のお祭り、友達と約束してたのかなぁ?」
サツキが僕に向かってこう言うと、僕はサツキの方を向いてこう答えたのだ。
「ごめんサツキ… 実は友達のユウタと、花火大会の約束を…」
こう僕がサツキに言うと、サツキは僕に向かってこう話し出した。
「ハヤトくん。わたしも一緒に行って、いいかなぁ?」
サツキはこんな風に僕に言ったのだ。僕はとても焦って、そしてどう答えたら良いか迷ったのだ。
しかしあんず飴の件もあり断る事が出来ず、一緒に八代神社の一本杉へと向かう事になったのであった。
つづく…
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【作家】
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