祇園精舎
平家物語
祇園精舎
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祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰のことわりをあらわすおごれる人も久しからずただ春の夜の夢のごとしたけき者も遂には滅びぬひとえに風の前の塵に同じ
遠くの異朝をとぶらえば秦の趙高漢の王弄梁の朱忌唐の緑山これらは皆旧主先皇の政にも従わず楽しみを極め諫めをも思い入れず天下の乱れんことを悟らずして民間の愁ふるところを知らざつしかば久しからずして亡じにし者どもなり
近く本朝伺うに承平の将門天慶の純友康和の義親平治の信頼これらはおごれる心もたけきことも皆とりどりにこそありしかども間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣新清盛公と申しし人の有り様伝え承るこそ心も詩も及ばれね
Comment
3commnets
- こうじ紀元は2600年
- こうじうん 起元は2600年
- こうじうーーん なんだろね 平家物語って 最後まで良く読んだことないけど この 祇園精舎の段は 有名だよね〜〜 結局は 平家も滅び 源氏も滅び 足利も 織田も 豊臣も 徳川も 滅びたけど 大和朝廷から続く 天皇ってば やっぱ 世界的に すごいかもね 三種の神器とか 未だに謎だしね よく太平洋戦争敗戦の時に 戦犯で 皇族を 絶たなかったってば やっぱ 神がかりだわ