【1人声劇/朗読/君の名は。】タイムフライヤー 女性ver
cocott
【1人声劇/朗読/君の名は。】タイムフライヤー 女性ver
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【台本】
多分あの日から、
ずっと誰かを探してる。
そんな私を待ってはくれなく時は流れ続ける。
いつもと変わらない日常を過ごし、
家に帰ってベランダに出た。
今日は彗星が観測できる特別な日。
"彗星の尾によって人類は滅亡する"
なんてくだらない風説なんだろう。
心でぼやきながら双眼鏡を覗き込む。
何でだろう...。
この景色、覚えてる。
「確かな事がひとつだけある。
私たちは、会えば絶対すぐに分かる。」
でも、私が言い切れるのはここまで。
気が付いたら彗星に向かって、
「君の名は。」
そう尋ねてしまう私がいた。
その時いつかの夜空と重なった。
それは、まるで夢の景色のように。
ただひたすらに...美しい眺めだった。
#なんでもないや
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