声劇『焔に眠る光の乙女』
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声劇『焔に眠る光の乙女』
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こちらも自作の小説から抜粋。
舞台はフランス。中世ごろのお話なので、人々は地球が丸いことはまだ知りません。
金髪碧眼な女の子が秘めた想いを明かすシーンです。諸事情により一部削除。
冒頭は歩きながら話していて、「着いた」と同時に立ち止まる感じです。
↓以下から。
女「私のここにはいつも、不安と言う名の真っ黒な焔が広がってた。
私はそれがとっても苦しかった。
逃げたくても逃げたくても、どれだけ逃げたいと必死になって願ってみても、その不安から逃げ出すことができなかった…。
でも、そんな私をあなたは見つけてくれた。
貴族としての栄光を捨ててまで、自分自身の憎悪を振り払ってまで私の傍にいてくれた…。
だからね、私にとって貴方は英雄なの。
私だけの、たった一人のヒーローなの…。
(少し間をおいて)…着いた。
ここね、思い出の場所に凄く似てて、私の大好きな場所なの。
ねぇ、ベル?
私ね、このホシは丸いと思うの。たとえ誰が何と言おうとも、この思いは変えないわ。そして、この想いも────貴方が好き。」
(尺が余った時のおまけ:
ここで唐突のキスシーンが入り、少女が驚きます。
女「────────!」
男「ルミ。俺もお前が好きだ…」
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