第15話
七荒紅学園
第15話
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頑張って(頑張って)
🔯弘樹
「井上、約束していた薬はそろそろ出来そうかね?」
🔍真理
「あ!滝沢くん!
あともう少しで完成するところです!」
🔯弘樹
「ふむ……いい感じだ!
いつもありがとう、とても助かっている」
💙純一
「理科室はここだな……失礼しまーす
井上に用があって、というか呼ばれて来たんだけど……」
🔯弘樹
「ほう……これはまた珍しいお客様だね
なぜここに呼んだのだね?」
🔍真理
「ふっふっふっ……
それはですね!今井くんがとても頭脳明晰だと聞いたからなんです!
薬を作る力にもなってくれそうじゃないですか(ボソッ)」
🔯弘樹
「おお……!!
それは素晴らしい考えじゃないか!
私たちの魔術研究にも打って付けの彼、と言うわけだな?」
💙純一
「 いや、話が勝手に進んでる中悪いんだけど俺はそもそも魔法とか興味ないし
それ以前にこの世界に魔法なんてあるわけな—— 」
🔯弘樹
(被せる感じで)
「んんー?何か言ったかね?
私は魔法も使えるしなんなら悪魔も喚び出せるのだが?」
🔍真理
「それよりも、今井くんに一つ見てもらいたい薬があるんですが、この薬の中身…何が入ってるかお解りになりますか?」
💙純一
「うわっ!なんだこれ?!
……臭いな……漢方か……?
コガネバナがまざってるな……」
🔍真理
「はい!正解です!
さすがですね!!」
💙純一
「薬の効果としては確かー……
消炎解熱薬(しょうえんげねつやく)だな
三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)って言うんだが過剰な反応を抑える薬として用いられて……」
🔯弘樹
(被せる感じで)
「——もういい!君が語り出すと専門用語の羅列にしか聞こえん、そこまでの解説は望んでいない!」
💙純一
「あ、そうなのか……?」
🔍真理
「流石今井さん!!
これから私たちの研究に尽力お願いします!」
💙純一
「や、断る。」
🔍真理🔯弘樹(一緒に)
「なぜですか?!」「なぜだ?!」
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