【声劇】少女Mの盲目
れうな
【声劇】少女Mの盲目
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素敵な台本をお借りしました。
【台本】
盲目的な愛、とは良く喩(タト)えたものだ。
激情的な愛憎も『愛』と銘打ってはいるが、括(クク)って仕舞えば憎悪の一部に変わりはない。しかし『愛』と言う、目に触れないソレは呪(マジナ)いと成って人を惑わし、盲目的に盲信的に確固として揺るがない感情を齎(モタラ)すのだ。
これは神に盲目的な程『愛』されてしまった私の憐憫(レンビン)な末路。
昔から私は大切に想う人の一番になれた試しが無かった。それが全くの他人であれ、血の繋がった肉親であれ余す事なく例外は存在しなかった。
どれほど私が身の内を相手に晒し媚(コ)び諂(ヘツラ)っても、同情こそあれ『愛』の含まれる情を見出すことは叶わなかった。
だから、祈ってしまった。
「どうか、愛されますように」と。
だから、呪ってしまった。
「こんな愛されない私など必要はない」と。
だから、それが叶ってしまったのだ。
人が『神様』と崇める存在。若(モ)しくは、『悪魔』と蔑む存在に。
『私が愛してあげましょう。
私が貴女を一番に愛してあげましょう。
だから、若し貴女が誰かの一番大切な人になれたのならば貴女を殺してあげましょう』
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#拍手返します
#誰かこの手を掴んで離さないで
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