声劇台本「最後のお願い」
台本:唐笠千颯 読み手:(彼氏役)×(彼女役)
声劇台本「最後のお願い」
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初の声劇台本を作ってみました。
ご自由にお使い下さい。
(口調改変、百合、BL改変ご自由にどうぞ。)
少し早口な私で丁度くらいなので、もしかしたら読み切れないかも…?
その場合は自由に改変してもらって構いません。
コツとしてはセリフはゆったりめ、セリフとセリフの間は少し詰めて読むといい感じかなと思います!
「」なしと「」→彼氏役、『』→彼女役
ありがちなシチュエーションかもしれませんが、ずっと温めてたネタなので、今回形に出来て良かったです!
素敵な伴奏、見てくださった方々に感謝です。
---------------台本----------------
彼氏役:
彼女役:
君を失って、どれだけの時が経ったのだろう。
君のいないこの部屋はただの箱のように虚しくて、
牢屋のように冷たくて、暗い。
「なんで、死んじまったんだよ…。」
零れた言葉は虚空に響く。
涙なんて、とっくに枯れてしまった。
こんな日々が続くのならいっそ…。
『「死んでしまえば楽になる。」』
『なーんて、思ってる?』
「お前…なんで…!?」
『ふふ、君の考えてることなんてお見通しだよ!』
「…。」
『ねえ、死んじゃダメだよ?』
「でも、お前がいないのに…。」
『私さ、桜見に行きたいんだよね!』
「はぁ…?」
『あと海!オーストラリアの海とかすっごく綺麗だし!
秋には紅葉狩りでしょ?冬はオーロラを見に行きたいなー!』
「…。」
『でも、私にはもう無理なんだよね。
だから君は生きて、私の見たかったものをたくさん見て、いつか天国で、そのお話聞かせて?』
「なんだよ、それ…。」
『ふふっ。可愛い彼女からの、最後のお願い。』
「…ああ、待ってろよ。いつになるか分かんねえけどさ。」
『うん、待ってる。それじゃあ、またね。』
「ああ、またな。」
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