紅月声劇『灰かぶりの大舞台③』
あんスタ
紅月声劇『灰かぶりの大舞台③』
- 4
- 0
- 0
イベント『灰かぶりの大舞台』第三話より
③
颯馬
肩もみは如何(いかが)か?やや!岩のようであるな、『かっちんこっちん』である!
敬人
長時間、書類と格闘していれば嫌でも肩が凝る。神崎、肩揉みはいい
それよりこれから演劇部の部室に向かうから、すこし席を外すぞ
颯馬
蓮巳殿。演劇部への協力も考えているとのことであったが、『紅月』は演劇をするのであろうか?
さっきから聞いでばかりで済まぬ。もう黙っていろとのお達しであれば、これ以降は口を噤(つぐ)んで一言も喋らぬ
敬人
いや、貴様の疑問はもっともだ
鬼龍から演劇部の人員が足りないと聞いて、裏方作業であれば俺たちでも手伝えるのではないかと思ってな
手伝い程度でも『学院祭』に参加しないよりはいい
夢ノ咲学院全体が『学院祭』に向けて一丸となっている。すでに告知や宣伝もしているし、かなりの賑わいになるだろう
紅郎
蓮巳の旦那は仕事漬けの毎日だもんな
たまには羽目を外したっていいんじゃねぇか、『学院祭』を見て廻ったり演劇に出演してみるとかよ
敬人
劇の練習に駆り出されるほどの時間はない、と言っただろう。心配されんでも見えないところで息抜きしている
……ではな、行ってくる。あとの話はどうなったのか報告しよう
Comment
No Comments Yet.