【滑舌台本】命題、狂気的思考回路
ありす
【滑舌台本】命題、狂気的思考回路
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んんんんっ。こういう台本は楽しい!
滑舌プリーズ、、、
ピアノも相変わらず綺麗だし
台本の内容も書物を読んでるような(語彙力)
世界観に引き込まれるような。
素敵だった(*'ω' *)
以下、キャプション引用
思考を放棄することは、
人間としての一切の理知を捨てることと
同義であり、怠慢であり、逃避である。
そこから目を背けるというのは、
幾億の脳細胞の叫びを無視するということである。
人に生まれたからには、生まれてしまったからには、
人に生まれるべくして備わった知能があるからには、
例えそれが修羅の道であろうと
ただひたすらに考え続けなくてはならないのだ。
何が正解か、正しさとは、善悪とは、何か。
分からない、分かるわけもない、分かるとも思えない。
そもそも正解なんてありはしないのではないか。
ただ一つの答えもなく、全ては疑問となり
思考対象として私の前に積み重なる。
思考する、試行する、至高に上り詰めるまで。
あぁ、頭痛がする、頭が痛い、
頭痛が痛くてたまらない!
発狂寸前、とはまさにこのこと。
善悪どころか自分が誰なのかも分からなくなる。
自己とは何か、何を以て自己とするか、あぁ!
どうにも狂ってしまいたい。
思考を放棄することが出来たなら、
一切の自尊心を捨てて狂ってしまえたのなら!!
(余裕のある方は、お好みで
ここで笑って、泣いて、狂ってみてください)
そうして狂人を演じ、
分からない感情のままに狂い善がってみても
冷えた自己の中では
静かな知性が蹲っている。
止まらない思考の中で分裂を繰り返し
飾り物の口を引き結んで さらに思考を重ねるのだ。
「ただ一つの答えは
きっと何番目かの私が持っているはずだから。」
#声劇 #卯木の台本 #1人声劇 #滑舌台本
Comment
1commnets
- 卯木さゐくご使用ありがとうございます…!見事な滑舌! 柔らかくてしっかり届くお声の静かなる狂気が どこか切ないようでとても素敵でした…!