【1人声劇用台本】【2人声劇用台本】妖精の忘れもの

演者 cocott 台本 ゆう

【台本】 ★藍色の匂いに包まれると ふと耳をすませば微かに聞こえる鈴の音 どこからともなく聞こえてくる歌声 それは美しく、そしてあまりにもはかない ★「君は、どこから来たんだい？」 ★透き通った杏色(あんずいろ)の衣をまとい、 彼女は僕の周りをふわふわと舞う。 ☆「ふふふ。見つかってしまったわ。」 ★その小さな笑い声は僕の心に花を咲かせる。 ☆｢今夜は素敵な夜になりそうね。｣ ★彼女は一輪の花にそっと息を吹きかけた それを待っていたかのように花は優しく揺れ、隣へ、 そして隣へと広がっていく。 優美な踊り子たちは、今日も繊細に舞い遊ぶ。 ★ひとすじのまばゆい光があたりを照らし 虫たちの羽音とそよ風の爽快な旋律が響きわたる。 静止した時間が動き出した。 歌声が消えてしまうと そこに残ったのは、日の光で輝く朝露だった。 ▪▫▪▫▪▫▪ 綺麗な花には一人ずつ小さな妖精が住んでいる。 人間の前に現れた彼女は鈴の音のように美しく笑い、 今宵も花たちと一緒に舞い踊る。 #声劇台本 #声劇 #台本 #1人用声劇 #1人用声劇 #一人声劇 #一人声劇台本 #妖精 #神秘的 #美しい #BGM #静か #優しい #ゆうの台本