最後の段ボール
作詞: Sken
最後の段ボール
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最後の段ボールをガムテープで閉じる
冷蔵庫のつけたくぼみが
丸く残っている
最後の卓飲みにはいつもの顔触れが揃い
もういつもじゃなくなる えぐみが
大人の味のような気がした
ずっと一緒にいられたら
ずっとこの時が続けば
最後にそう思える
そんな四年間だった
淡い朝の光が
水色のカーテンの隙間から
鳥の鳴き声を呼ぶ
新聞を運ぶバイクが
街に現実を連れて来る
隣に涙の跡が残る
大好きな君がいた
もうこれ以上大人になれないや
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