【二人声劇】実らぬ木の下【BGM:久遠の夢】
謎の男性【】お嬢さん【】
【二人声劇】実らぬ木の下【BGM:久遠の夢】
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#Miecoオリジナル #ピアノ #声劇 #コラボ声劇 #二人声劇 #台本 #かや台本
素敵なBGMお借りしました。本当に素敵。
お嬢さん→凛としたイメージ、芯が強い(性別変換可能)
服装、ロングスカートかスキニー、シワのないシャツ。
謎の人→うさんくさい、もしくは紳士的なイメージ、人じゃない(性別は男性寄り)
服装、この時期なのに長袖。雪駄をはいているけれど足音などはしない。
二人がいる場所→空を覆い隠すほどの大樹、樹齢4000年以上。
オリジナル声劇書いてみました。
少しわかりやすすぎる気がしています。
……
◆「お嬢さん、こんな人気のない場所に何か入り用かな?」
◇「父の命日なんです」
◆「ほう、そいつは無粋なことを聞いた、ゆっくりしていくといい」
◇「声が聴こえるんです、元気そうでなによりです」
◆「ここは風の通り道だ、仏さんの声も耳を済ませば聞こえてくるってな」
◇「ええ……それに、ほんのわずかですが纏っていたにおいも感じます」
◆「お嬢さんにとっては懐かしいもんなのかな」
◇「はい、古畳や蚊取り線香、ふかしていた煙管からぷくりと輪が浮かんでいる景色まで見えるようで」
◆「都会の服を着てるのに、ずいぶん古めかしい情景だね」
◇「上京してもう五年以上経ちますから」
◆「ならなおさら、こんな暗がりは慣れないんじゃないか?ほら、瞳を閉じた時の明かりすら入ってこない」
◇「押入れに閉じ込められたみたいで、わたしは好きです」
◆「……けれどねお嬢さん、そろそろ帰った方がいい、本格的にこの木は芽吹いて空を攫ってく」
◇「構いません、そのために来たんですから」
◆「……」
◇「お父さん、わたし、ずっとずっと会いたかった。お母さんも今は安らかに」
◆『そっか……ひとりぼっちにさせてごめんな』(言霊のような)
……
この後お父さん?は娘を人間界に返すもよし、願いの通り迎い入れてしまうのもよし。
多分取り残されるとお嬢さんは相当悲惨なことになるかもしれないような薄暗い背景。
うって変わって向こうの世界は結構ほのぼのしている。
多分お母さんも着いた頃で待っている。
尺足りてるか相変わらず心配です。
と、相変わらず好きな世界をすみません、読んでくださってありがとうございます。
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