【声劇台本】 (コラボ募集)罰されていたい
男: 女:めりぽ BGM:ヒスイさま 台本:めりぽ
【声劇台本】 (コラボ募集)罰されていたい
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#台本 #声劇 #声劇台本 #アヴェマリア #協会 #洋画風
自作台本に自ら声を当てさせていただきました
宜しければ、コラボお待ちいたしております(*´ `*)
女<ヴェルマ・グレイス>
若く美しい、名うての殺し屋。
漆黒の髪に白雪の肌、真っ赤なドレス。
物心ついた時から、殺し屋になるための訓練を受け、
数え切れないほどの人数を殺してきたが、
ある男に出会い、自らの罪に耐えられなくなってゆく。
よく教会に出入りしているのは、
自らの殺してきたもの達の魂の弔いと、
神への罪の告白が目的。
決して自らの罪を許されたい訳ではなく、
自らの罪を告白することで、常に罰されていたいという
自傷行為にも似た心境を持っている。
男<トンプソン・フィールド>
元FBI捜査官。
FBI時代にヴェルマの捜査を担当していたが、
ヴェルマを追ううちに、彼女に惹かれていく。
ヴェルマを捕まえたのにも関わらず、
独断で釈放したことからFBIから追われる身となる。
少なからずヴェルマを想っているものの、
決して結ばれたい訳ではなく、
ただ彼女の行く末を見てみたい、
追いかけ続けたいと思い、
ことあるごとにヴェルマに接触を図り、
罪の意識を植え付けている。
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男
「君でも神に祈ることがあるんだな」
女
「...あなたには関係ないわ」
男
「君は神を信じるのか?」
女
「...恐れていたら、
殺しなんて出来ない」
男
「では、天国はどうだ?」
女
「そんなところがあるのなら、地獄行きね
...私も、あなたも」
男
「それはどうかな
私は自らの手は汚さない」
女
「同じことよ」
男
「違うな
私は望んで殺生はしない
だが、君は自ら修羅の道を歩もうしているのだ」
女
「違う、仕方なかったわ!
1度だって、殺したいと思ったことなんか無かった」
男
「瞳の奥に押し隠ても、神は欺けない
君は殺しへの愉悦を感じている」
女
「この手が血に染まる度、私は自らを許せな
くなっていくの!
...私の罪は、私が一番よくわかっている」
男
「きみは...」
女
「用がないなら、もう行くわ」
男
「最後にひとつ
ここへ、君は何をしに来たんだ?」
女
「...罰されにきたの」
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