最終章: 関ヶ原の戦い〜進軍〜
企画:ツワモノ達が夢の中(※BGMは ゆきの さんより)
最終章: 関ヶ原の戦い〜進軍〜
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夕飯の後、おむぎがいつのまにか姿を消してしまった事を話題にした矢先の出来事だった。
「...民達よ、たった今2つ伝令が届いた。
1つは関ヶ原の住人から、
もう一つは....
連中、管理課からだ。」
戦神達が揃って陣地に戻ってくるなり、それぞれ手にした書簡をバラリと勢い良く広げる。
「かの黒子娘、おむぎが消息を絶った。南のが置き手紙を見つけたところからすると、彼女は単騎...妖怪どもの頭を潰しに行ったと考える」
「おもてかり。われらがてきたいしているやからの、とーしゅのなまえだ。むぎのむすめは...こめむすめの、かたきうちにでたとみてまちがいなかろう」
「彼女の安否が気になりますが......どうやら、事はこれだけではないようです」
環境管理課からの伝言は、詫びから始まった。
ー戦神の面々におかれては、私どもの非礼にさぞお怒りのことと存ずる。無理はない、我らは偽りなく貴君らをこの地から追い出すつもりで度々の戦いを挑んだ。
無礼を働いてでも我らが守りたかったのは、市民の平穏だ。
夢は現世とあの世をつなぐ架け橋であり、境目。
不安定でだれもが辿り着く自由な場所であるがために、脆弱性が伴う。
もし悪意ある妖怪がはびこり、人の夢を荒らしまわったならば、最悪の場合現世にまで影響が及ぶ。真っ先に免疫のない幼子から悪夢に囚われ、やがては目覚めぬ人々で溢れかえるであろう。
我らもまた、貴君らと同じく民を守りたい気持ちで、この土地を掌握し管理しようとした。
しかしながら、それは間違っていた。
今までの事を水に流せとは到底言えない。
だが、もし耳を貸してくれるのならば、どうかこのひとときだけでも、非力でがむしゃらな我らに、力添えをお願いできないだろうか。
今夜、我らがなんとしても戦線を押し上げる。
職員一同、貴君らに背を預ける覚悟だ。
時間がない。
返事を待たずして、我らは一足先に死地へ向かう。
貴君らの勝鬨が聞こえる事を願って。
夢環境管理課 課長 徳川家康 ー
読み終えた全員が、無言のままに同じ方向を見て、自ずと立ち上がる。
「ははーん?そうだねぇ...返事はとびきりでっかい勝鬨で返してやるのが、粋ってもんか」
「おや、島の。珍しく気があうね、どうにも、昔っからこういうのは放っておけないタチで」
関ヶ原にて、夢環境管理課・日出ずる国の民共同戦線。
反撃の狼煙をあげるべく、最終章1節の幕が上がる。
果たして、関ヶ原の運命やいかに。
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最終章ルール:リアルタイムバトル
随時審査、一定の勝利数で妖怪が討滅されるごとに、話が進展する。
曲はお題に沿って死地へ投稿すること。
また、この戦いではキャプション編集は自由とする。
タイムリミットは6月末日。
なお、白星を消費しての技能強化も、タイムリミットまでの間随時受け付ける。
なお、妖怪の防御力は審査の難易度、体力は必要な勝利数(審査で合格が出れば勝利)
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1節:ガシャドクロ討滅戦
個人戦、録音総数2(なお、同じ国のみコラボ投稿可能)
投稿曲数無制限。
防御力:低
体力:高
曲のお題:「鼓舞」「進撃」「闘争心」のイメージに合う曲
進軍の行く手を阻むのは無数の骸骨が組み合わさって巨大化したガシャドクロ。解体しなければ倒す事は難しい。
全員総力をもって退けよ!!
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