いのちの名前
久石譲
いのちの名前
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素敵な伴奏をお借りしました。
中学の頃、ある日の昼休みにどこからか聴こえてきたピアノの音。惹かれるまま音のする方へ歩いて行くと、辿り着いたのは音楽室でした。
弾いていたのは名前も知らない一つ上の男の先輩で、そのときは何の曲かも分からなかったけど、今まで聴いてきたピアノ演奏とは比べ物にならないくらい感動したのを覚えています。
当時いろいろあって精神的にキツイ状態にあった私は、あまりにも優しいピアノの音色に涙が零れそうになりました。ピアノ演奏を聴いて、鳥肌が立ったのもこの時が初めてです。
せめて曲名が知りたいと思っていましたが、先輩に話しかける勇気もありませんでした。
そのまま数年の時が過ぎ、『千と千尋の神隠し』を何気なく観ていたら「この曲は……!!!」と。
その出来事自体は忘れていましたが、数年経っても耳が覚えていました。やっと曲名を知ることができて本当に嬉しかったです。
そしてその先輩が今の私の彼氏です、みたいなオチがあれば面白かったけどそんな漫画みたいな話はありません。すみません。でもこの曲は今でも大好きな曲の一つです。
【lyrics】
青空に線を引く
ひこうき雲の白さは
ずっとどこまでも ずっと続いてく
明日を知ってたみたい
胸で浅く息をしてた
熱い頬 さました風も おぼえてる
未来の前にすくむ手足は
静かな声にほどかれて
叫びたいほど なつかしいのは
ひとつのいのち
真夏の光
あなたの肩に 揺れてた木漏れ日
#7song
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