丸の内サディスティック

椎名林檎

🎤≪歌旅日記≫🏃　【7】 ◆訪問地　東京駅   真夜中の丸の内 今回の歌旅のテーマは、「真夜中の丸の内にて、momoさんへのリスペクトを込めてコーラス歌入れ」です。 まずはじめに、私のフレンドさんにもmomoさんとの繋がりがあった方もいらっしゃるので「え、momoさん復活⁉️」と驚かれるかと思われますが、これはmomoさんがこの楽曲を歌われた時にシクレで保存していたものです。 momoさんはいまやnanaでの活動を終了しており、珠玉のアップ曲も全てシクレになっております。なので、コラボ経由でなければ拝聴できません。寂しくもありますが、記憶の中にある彼女の稀有な表現者としての輝きは永遠であると、その分想えるわけで。 momoさんの第一印象としては、表現力もさることながらとにかく“頭の回転が早い人”でした。圧倒的なコメント力、気遣いの達人、沢山の方々への表現のリスペクトを大切にしている方でした。私も彼女とのやり取りの中で表現を高められた事が多々あり、心からの「ありがとうございました」を伝えたく今回のコーラスコラボとなりました。 さて、今回の歌旅になりますが、momoさんの表現から私が感じたのは“真夜中の”『丸の内サディスティク』でした。誰もいない深夜の丸の内。機能性と情報のみの形骸の街。電源オフの街に残る羨望と虚飾の熱。愛。といったところでしょうか。後半のフェイク含め、とても素晴らしい表現でした。 だがしかし、当時の私は丸の内に行った事もなく、いまだ想像上の街。今回の歌旅まで“丸の内駅”があると勘違いしてたくらいでしたw。丸の内線の歌なのね〜。なもんで、初・丸の内にて東京駅へ。 で、この歌旅の日はうっかりバタバタでw。仕事上がりに四ッ谷のJazzBarを経由して丸の内に行くはずが、録音機材を忘れてるのに気が付いて慌てて自宅に戻るという事をしましてw。なんとか終電で東京駅に辿り着きました。歌と逆w ちなみに、そのJazzBarにてなんとフリーセッションで『丸の内サディスティク』を歌う機会に恵まれまして。初めての店だし、PopsじゃなくJazzセッションの日だから遠慮してたんだけど、歌旅の話をしたらせっかくだからと即して頂いて。 リハなし。いきなり歌ってボーカルで引っ張る感じ。歌詞を間違えたり声が乱れたりで不完全ではあったけど、サックス、ピアノ、ベース、ドラムに囲まれて歌うのは震えがくるほど貴重な体験でした。また行こう。 そして、終電後の東京駅。雨降り後もあってか濡れたアスファルトの反射がとても美しかった。さらに、真夜中の丸の内を散策する。本当に誰もいない。無機質な風情。しかしながらその荘厳なビル群に感動した。深夜の丸の内は工事の街になるのね。 腹ごしらえをしてぼちぼちカラオケ屋に入り、隣の音が止むのを待って歌入れ。日の出と共に帰りました。 歌入れについて。momoさんのコーラスに添って薄く深くを意識して、studioエフェクト目一杯上げ。彼女の透明感ある歌声の邪魔をしないように配慮して音量調整したにも関わらずちょっと雑音気味だけど、納得に至りました。5ヶ月前には既にイメージしてたこの表現、いまこうしてカタチに出来てとても嬉しい。 素敵な伴奏にて歌わせて頂きましたおーきさん、ありがとうございます。そして、一緒に歌わせてくれたmomoさん、これまで本当にありがとうございました。健やかなる日々を送っている事を切に願います。 momoさんのこの歌を初めて聴いた時、私は映画『ミザリー』の如き闘いを経て東行きのチケットを握り締めたまま砂浜に打ち上げられてた様な状況だったなぁ〜。いつか必ず丸の内で一緒に歌うんだ❗って思って希望にしてたね。それが歌旅の起源。生きてて良かった。 #おーきセッション #変態助けて #momo_Forever