四つの葉
二人(一人)声劇
四つの葉
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#声劇台本 #一人声劇台本 #掛け合い
演じ分けるの難しいな(((((.;゚;;∀;゚:)))
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「私は悲しゅうございます」
『まさかあなたがあのようなことをされていただなんて、思ってもみなかったのです』
「悲しゅうございます」
『貴方の罪を、貴方とともに背負っていくなど、私には到底できませぬ』
「お許しください」
『しかし、貴方が悪いのであって、私は毛頭悪くもございません
何故、許してなど、でまかせが出てしまったのでしょう』
「夫を捨ていく、罪悪感からではないでしょうか」
『私は悪くありません。偶然、私の大切なものを壊された人と一緒になってしまっただけなのです』
「ああ、ああ、お許しください」
『許しを乞うのはやめて、
私は悪くない、何も悪くないのに』
「でも私、その赤く染まった手は何かしら」
Comment
2commnets
- 血桜
- あさぎまさかこれを読んでいただけるとは...!と嬉しく思っております。 悪くないと言い張る彼女と許してと許しを乞う彼女の温度差が素晴らしいです。彼を許せない彼女の自問自答には矛盾が生じていて、恐怖と強気な部分、ふたつの感情の使い分けがとても良かったです。 使っていただきありがとうございました!