【台本】翼なんかいらない

◆「そう」✕◇「」

不気味な世界観の台本お借りしました。 難しい役ですが一緒に演じて下さい ◆宗教家 ◇少女 ーーーーーーーーーーーー テレef ◆「ひとつ、天使の種はこの世に残されている」 ◇「関心ごとは明日の一限目に遅れず出席できるかどうか」 テレef ◆「ひとつ、天使の種を持ち去った学者はその種を自らの子に植えつけた」 ◇「苦手教科は数学、夢もなく大学はモラトリアム」 テレef ◆「ひとつ、天使として覚醒した人間は厄介である。なぜならば天使はーーーーー」 ◇「絵に描いたような堕落した大学生の筈だった」 ◇「なんで追いかけてくるの？！私悪いことしてません！無罪！冤罪！」 ◆「私は君と話がしたいだけだ！足を止めてくれ！」 ◇「そんなこと言われても、怖すぎるんですけど！」 ◆「時間がないんだ、早く止まれ！」 <無音> ◆「君が天使だと知れては困るんだ」 <ノイズに重ねて> テレef ◆「なぜならば天使は、食人種である」 ◇「うえっ………げほ、っ……ぐ、ぇ、殺して、殺してよ！私、もうこれ以上生きていたくない！！」 ◆「天使の種を絶やすわけにはいかない」 ◇「だからってヒトを食べさせるの？！馬鹿馬鹿しい！こんな怪物、私なら生かしておかない！」 ◆「わからない子だな。…………君は、神を信じる世界数億、数兆の人間の"希望"なのだよ」 ◇『翼なんかいらない』、4月2日放送開始。 テレef ◇「聖なる、聖なる、聖なるかな………神様、私はトランペットなど吹きたくはないのです」 ーーーーーーーーーーーー ◆宗教家(女性でも可、語調自由に変更ください) 敬虔なる宗教家であり、宗教学者でもある。宗教学の発展追求のためであれば手段を選ばない。それが世界を滅ぼすことになろうと、世界の正義であると信じている。(クトゥルフとか知ってらっしゃるならクトゥルフ技能上がりまくりのSAN値0だとお考えください)正義の軸がぶれているだけで基本的に善人で優しく、人当たりもいい。 ◇少女(少年でも可、語調自由に以下略) ごくごく普通の片田舎に生まれ育ってきた。現在までは宗教とは無縁。と思っていたが彼女の父は以前宗教学の権威であり、いいように利用されようとする天使の種を宗教団体より持ち去った上我が子に植えつけた所謂重罪人である。父はすでに死去している。体が成熟したその時、翼を持つとともに食人種としての血も目覚める。あつい信仰心のあるものはこぞって彼女に身を投げ出すだろう。 ◎補足◎ 聖なる、聖なる、聖なるかな →『この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その翼のまわりも内側も目で満ちていた。そして、昼も夜も、絶え間なくこう叫びつづけていた、「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者にして主なる神。昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者」』 というヨハネの黙示録の転用。 トランペットなど吹きたくはない →終末思想において、天使が人間を滅ぼす際吹くというラッパのこと。人を滅ぼしたく、殺したくはないはないの意。 #声劇 #台本 #声劇台本 #掛け合い #CM風声劇 #予告風