堀川国広(恋華)
眠(ねむ)り の手
閉じ込めら れて いた 熱が
水際(みずぎわ)に
漂(ただよ)った その 色
行(ゆ)き先を 忘れて
日々(ひび)に 溶(と)けた
無数(むすう)の 粒(つぶ)が
夜露(よつゆ) 受け止(と)める 器(うつわ)
欠(か)けた 一欠片(ひとかけら)
探(さが)してる
夕立(ゆうだ)ちが
名付(なづ)けられた 世界を
剥(は)がしたとき
それは 波(なみ)の様(よう)に
指の 隙間(すきま)を
すり抜けて 消えて
形を 変え 繰(く)り返す
夢だけが 私を つないでいる
#とろふれ
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