無題
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無題
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きれはし…
「わたしのこれまでがあるとして、たぶんそれは、もう取り戻せないのだと思う。このわたしにとって、取り戻すものはない。あの家には、もう帰れない。いまのわたしが帰ることができるのは、おそらくは、いまここにある家だけなのだ。わたしが語るとき、なにも戻ってこない。あるのは、あるとすれば、いまここにいるわたしの、魂。)
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