【映画予告風声劇】ラムネロ

春川()×樹()

「君は〝夏〟といった。」 ───── 春川(はるかわ) … 明るくて、変わった女の子。 樹(いつき) … 軽くて、元気な男の子。 ───── (言って) 春川「言って。」(歌に合わせて) 樹「君がいた夏はどうしようもなく暑かった。澄んだ空と果てしない海と、ラムネのびんが、どうしようもなく青い夏だった。」 春川「君といた夏はどうしようもない日々だった。それなりにくらくらして、それなりにぼんやりして、暑くて、青い夏だった。」 (あのね〜) 樹「春川！今日。放課後、寄ってくだろ？」 春川「アイスキャンデー？」 樹「そ。」 春川「んー。やだ。今日はラムネの気分」 樹「じゃあ商店も寄ってこうぜ！」 春川「えー。お金ないし」 樹「おごってやるよ。1本な」 春川「ふふ。おっけ、のった！」 (盲目的に〜) 春川「閉じ込められたビー玉を出してあげるのって、幸せなことだと思う？」 樹 ：そう言ってびんを割った君は、その日。夏に溶けた。 (きっと人生最後の日〜) 樹「待ち合わせしよう！いつもの公園で！ベンチに座って！」 (全部全部〜) 春川「秘密は、言えないものなの。樹」 (いつか人生最後の日〜) 樹「終わらない夏を、どこかで信じていた。」 (もっと〜) 春川｢間に合わないよ…嘘つき。｣ (ちゃんと) 春川｢ちゃんと｣(歌に合わせて同時に) 樹｢やっと｣(歌に合わせて同時に) (言って。) 樹「言えた。」(歌に合わせて) (曲が終わる) 春川 or 樹 or 2人で 「ラムネロ」 ──────────────────── 暑い夏の日。学校帰りは決まって寄り道と買い食い。 この時間がとても好きだったのだ。 君は何か、ずれてた。 ──────────────────── 本虫様の「言って。/ヨルシカ」素敵な伴奏。 とよだなす様の素敵な歌声をお借り致しました。 私の台本より、本虫様、とよだなす様への拍手や感想コメントを優先的にお願い致します。 ですが、とよだなす様のサウンドへ「借りました」のみのコメントをするのはお控えくださいますようお願い致します。 ＊ ＊ ＊ 『君の涙で、ラムネのびんが、 いっぱいになってしまう前に。』 『言ってあげたいんだ。』 『さようなら、春。』 #声劇 #台本 #声劇台本 #掛け合い #CM風声劇 #予告風 #ラスクラ企画 #ラムネ #エマの台本