樹下の二人ー1
高村光太郎 智恵子抄
樹下の二人ー1
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樹下の二人
みちのくの安達ヶ原の二本松松の根かたに人立てる見ゆ
あれが阿多多羅山
あの光るのが阿武隈川
かうやつて言葉すくなに坐ってゐると
うつとりねむるやうな頭の中に
ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります
この大きな冬のはじめの野山の中に
あなたと二人静かに燃えて手を組んでゐるよろこびを
下を見てゐるあの白い雲にかくすのは止しませう
あなたは不思議な仙丹を魂の壺にくゆらせて
ああ、何といふ幽妙な愛の海ぞこに人を誘ふことか
ふたり一緒に歩いた十年の季節の展望は
ただあなたの中に女人の無限を見せるばかり
無限の境に煙るものこそ
こんなにも情意に悩む私を清めてくれ
Comment
8commnets
- こうじ歌の歌詞が 昔の詩集みたいなもんですよね。時代を反映してますよねー
- こうじ文学も 音楽も 似たようなもんですよ〜〜
- こうじうん ほとんど自分向けに録音したから ねーー コレデイイノダ
- Ocarinaたか爺
- こうじあは リスボする前に挙げちゃたーーー
- Ocarinaたか爺おっ🎶紳士リーズですね👍 とても優しい良い声です😌💓ありがとう😆💕✨ございます💐
- こうじあはは🤣ありがとうございます😊キャップに、文字アップしました。よければご参照ください。煙るの旧字が出なかったのですが 火に因と書いて 煙るの 旧字です。 こんなの小学生の頃 読んでた 自分が 凄いと 思う。
- ポン酢🍋✨あぁーーー✨いいですねぇ〜😄