CM風声劇「ロゼの大木で逢いましょう」
ロルフ:【そう】ルチア:【】
CM風声劇「ロゼの大木で逢いましょう」
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素敵な台本お借りしました!
「ルチア…光か」からのセリフは少し被さる様にお願いします
一緒に演じて下さい
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(雫の音)
ロルフ:「声が、聴こえたんだ」
(心音)
ロルフ:静かに落ちる
ほたほたと滴る雫のように
僕の耳にそれは届いた
張り付く残響
繰り返す同じ言葉
それはいつしか僕の心を魅了した
ロルフ、ルチア:「ロゼの大木で逢いましょう」
ロルフ:「君はどこから来たの?」
ルチア:「遠い暖かな闇から来た」
ロルフ:「君はなぜ僕の中に居るの?」
ルチア:「貴方のご先祖さまが食べきれなかった残骸」
ロルフ:「君の正体は?」
ルチア:「私?…えっと、私は吸血鬼」
(無音)
ルチア:それは、暖かくて優しい悲劇の物語
(音入り)
ロルフ:「ルチア…光か」
ルチア:「私に以前の力はない」
ロルフ:「どうして僕だけが?」
ルチア:「ロルフを苦しめたくない…!」
ロルフ:「血を求めた吸血鬼は滅びた」
ルチア:「それは誰の手によって?」
ロルフ:「苦しいんだ…胸の奥が焼けそうだ…」
ルチア:「私が彼の中に居ることで、命を食べているのね」
ロルフ:「僕が死ぬのが先か、君が先か」
ルチア:「ロゼの大木…そこに辿り着けば」
ロルフ:「嘘つきはどっちだ?」
ルチア:「身体を蝕んでいくのならいっそ」
ロルフ:トロイメライ
ルチア:運命が交差する
ロルフ:それが決められたものでも
ルチア:幸せな結末を手に入れる為に
ロルフ:ホラーアドベンチャー
ルチア:「ロゼの大木で逢いましょう」
ロルフ:今冬、予約開始
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あらすじ
しがない狩人の息子、ロルフ・ハーゲンは幼い頃から何処か遠くで得体の知れない声を聴いていた。
それは歳を重ねるにつれ鮮明になり、齢十七を超える頃には意思の疎通を図れるようになった。
ルチア・ロゼッタと名乗る声の正体はロルフの先祖が自身の身体を犠牲にし、体内に封印をした凶悪な吸血鬼だった。消滅し切れなかったルチアの意識の残骸は先祖返りとなってロルフの身体を蝕んでゆく、それが自らの意志と反していても止めることはできない。だが唯一、ある不思議な木の実を食べることでロルフからルチアの意識を剥がすことができるそうだ。
時間との戦いの中、
二人は「ロゼの大木」を目指す旅に出るーーー。
ロルフ・ハーゲン:17歳 男
身体に吸血鬼の意識の残骸を宿し、その声に導かれるまま旅にでる。しがない狩人の息子であり、その先祖は吸血鬼を狩っては殺すハンターだったそうだ。
「普通」が取り柄である彼の唯一の「特別」だった声の正体は自身の身体を蝕む脅威であった。体と心の痛みから自暴自棄に陥るが、それでも最良の結末を迎える為歩き出す。
ルチア・ロゼッタ:推定300歳 女
かつて時代を駆けた脅威、「吸血鬼」
しかしそれも長くは続かなかった。凄まじい激闘の末、ロルフの先祖であるハンターにより不老不死の身体は消滅され、残った意識は先祖自身の体内に封じられた。
力が弱まったルチアはいたいけな少女を演じ、ロゼの実を彼に食べさせその身体を乗っ取ろうと復活を試みる。
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