姫様と名無し
名無し(マリー)【吟華】 姫様(シャロン)【吟華】
姫様と名無し
- 3
- 0
- 0
名の無い少年と母に憧れる姫様のお話
☆→名無し…物心つく前に捨てられたため親の顔も知らない。まだ幼いのに死なないための金を稼ぐために宮殿の花を育てる仕事をしている。マリーと名付けられてからマリーゴールドのことが大好きになった。
★→シャロン…女王である母親をとても尊敬しているお姫様。女王のポリシーが国民のことを考えることなので、シャロン自身もそれを真似してよく国民とコミュニケーションをとっている。花が好きで、一番好きな花はひまわり。
台詞↓
☆僕は、いらない子。
存在してはいけない子だから、捨てられた。
それでも、自分で死ぬ勇気なんてない…死なないためにここで名前も知らない花を育てているんだ。
★「あなた、ここでなにをしているの?」
☆「え…花に、水を」
★「そう!私とあまり年も変わらないのに、えらいわね!」
☆「それは、皇族の方とは住む世界が違いますので…シャロン第3皇女様」
★「その呼び方はやめて!私がここに出て来たってことは民と気持ちを共有するためなんだから!お母様みたいに…」
☆「で、でも、僕は自分の名前すらわからない捨て子だから…人間としての資格すら…」
★「ねぇ、このきれいな花の名前、知ってる?」
☆「いや…わからないです」
★「マリーゴールド。あなたに名前がないなら、私がつけてあげる!マリーゴールドを育ててるから、マリーよ!どう?かわいいでしょ!あ…でも、男の子にはかわいすぎるかな?」
☆嬉しくて、自然と涙が流れた。
名前をもらうことがこんなに嬉しいことだとは知らなかった…
この世界で、初めて存在を許された気がしたんだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
初めて台本を作りました〜!!このサウンドはお手本です!!
ぜひこちらにコラボしてください↓
https://nana-music.com/sounds/03b399bc/
#声劇 #声劇台本 #nana民と繋がりたい
Comment
No Comments Yet.