ツバメが低く飛ぶ時に
演者()
ツバメが低く飛ぶ時に
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こんばんわ、まるひとです。
20分クオリティです。
ついさっき浮かびました。
僕は自転車通学で、カッパが安物だったので、学校につく時にはびしょびしょでした。
よろしくお願いします。
※アレンジ、一人称変更全然OKです
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俺は、雨が嫌いだ。
理由はまあ幾つかあるが、挙げるとするならば、服が濡れて気色が悪いのと、傘の分荷物は増えるし、カッパを着ると蒸れるし暑いし…。
そんなこんなで俺は雨が嫌いだ。
そしてそんなある日の事だ。
うろこ雲。アスファルトから舞うホコリの独特なニオイ。低く飛ぶツバメ。
雨のサインだ。
まだ二限だ。放課後には降るだろうな。
あぁ…まだ二限だというのに気分が落ち込む。
下校の時間になっても俺の気分は上がらない。
その時、乗降口で天を仰ぐ少女が1人。
雨は霧のようで、外に出れば服はたちまち水を吸って嫌な気分になるだろう。女子にはさぞかし辛い。
そう思った俺は、少し勇気を出して声をかけた。
同じ駅、同じ電車通学だった。
2人で歩む帰路は、慣れなくてぎこちなくて…でも楽しかった。
またある日の昼下がり。
低く飛ぶツバメを見て、つい頬が緩んだ。
あれから雨の日が少し楽しみだ。
俺は、雨が嫌い『だった』。
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