【セリフ】吉原ラメント【一人芝居】

Unknown

「誰かわっちを、買ってくんなまし。」 濡れたわっちに傘を差しのべて 以下セリフです👇 ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ 江戸の町に夜の帳(とばり)が降りると、 わっちらの仕事は始まる。 鏡を向いて、紅を引く。 綺麗に着飾れば、今宵の商品の出来上がり。 まことは、ただ一人の殿方のもとで 咲くことを夢見ていたけれど、 儚くも夢物語に散り、 今宵も偽りだらけの愛に興じる。 変えられない運命(さだめ)ならば、 受け入れ生きるしかない。 それが鳥籠の中に生きるわっちらの生き様。 気持ちの移りも火照りも艶めきも、 すべて演技で生きている。 「ようこそ、おいでくんなまし。」 雨の続く吉原で、 わっちを買う貴方様(あなたさま)を、 遠く夢に見る。 今宵の雨は、わっちか空か。 傘を広げる外の世界に 傘を持たぬわっちは願う。 あぁ、外の世界へ連れ出して。 ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ わっちがゲシュタルト崩壊…。 お声をお待ちしております♪ ※読まれる際にはぜひ拍手かコメントをお願いしますm(_ _)m #吉原ラメント #ボカロ曲脚本化 #小春脚本 #一人芝居 #セリフ #朗読台本