【オリジナル】遅い
勇
【オリジナル】遅い
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たまには "ね"
あの日眺めた頭上の七色の橋は
重くこっちを笑うように見えた
目の前 届きそうな距離に手を伸ばした
落書きと共に崩れ落ちた高架下
さらば青春の光 今に誓うまた来るよここに
約束なら とっくのとうに破り捨てた思い
Don't worry 大丈夫 きっと大丈夫だと
言い聞かせながら。
乱れ散ったあの花の名前は。
劣等や後悔 残した上に成り立つ
今日はなんだか 少しだけ寂しいね
飲みかけの缶コーヒーを河川敷へ投げた
なぁ、この思いはどこへ向けたらいいんだ
教えてくれよ神様
どれが俺のあり方? 作り出した心の拠り所では
満たされない孤独から生み出された光明
どんな手口で傷口を塞いだって
溢れ出る黒と白の液体
もう消えたいとか裏の方で呟く
劈く悲鳴が鳴り止むことなく
次の日には もう。
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